8/5 花と展望の縦走路③ (新越山荘~針ノ木小屋その1)
2011年 08月 11日
赤沢岳からスバリ岳への縦走路
私にとっての夏山縦走の楽しさは、これに尽きるような気がします
今朝のお天気次第では、「種池に戻って下山」も考えていましたが、
目覚めると、いいお天気です…嬉しい♪♪
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新越山荘の前には朝日に染められた雲海が広がっていました。
あの雲の下には大町温泉郷があって…
町の人々もそろそろ眠りから覚め始めるころでしょうか。
雲海の右には堂々とした蓮華岳、針ノ木雪渓を挟んで針ノ木岳・スバリ岳へと続く稜線が見えています。
きょう、あの針ノ木峠まで歩いて行く道々にはどんなことが待っているでしょう。
稜線を眺めながら、刻々と変化してゆく空の色を楽しんでいると、スバリ岳の脇に小さなピークが見えるような気がします(○部分)。
赤牛岳 / 新越山荘から(ズーム)
山荘の方に伺うと、あれは赤牛岳とのこと。
「えっ、赤牛!?…どうしてここから赤牛が見えるの?」と私は半信半疑です。
おいしい朝食をいただいてから、きょうもゆっくり出発。
いくつか越える山の一つ目、鳴沢岳に向かいます。
目の前に見える三角形がそれと思っていましたら、鳴沢岳はその後ろの伏せたお椀の半分のように大きくぼんやりと見えている所なのだそうです。
「ええっ~、あんなところに登るの?」とまた半信半疑…。
槍ヶ岳 / 鳴沢岳への登り道から(ズーム)
そして…もう少し行くと、今度は針ノ木峠の向こうに尖ったピークが見えてきました。
「えっ、もしかしてあれは槍!?」。…どう見ても、あれは槍ヶ岳でしょう。
見えれば見えたで、なかなか前へ進めません。
でも、赤牛岳も槍ヶ岳も、こんな所から見えるのがとっても不思議で、帰宅してから改めて地図上に線を引いてみました。
すごいですね~。あんなに遠くまで、なんの障害物もないのです…。
時間が前後しますが、
実は朝早くに新越山荘の喫茶室からは、立山から剱岳もこんなにはっきりと見えていたんですよ♪
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こんなふうにあれもこれも見てしまったので、もう先に進まなくてもいいような…
でも…… レポ④に続きます(こちらから)。
2011.8.5(金) ※私たちのコースタイム(随時休憩)
新越山荘5:40…鳴沢岳6:30/6:40…赤沢岳7:40/7:55…スバリ岳10:15/10:40…針ノ木岳11:45/12:15…針ノ木小屋13:15.