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10/27・28 二軒小屋ロッジ

地図を眺めては、まだ歩いていない南アルプス南部・三伏峠から高山裏避難小屋泊で荒川前岳を繋ぎ、
荒川岳と千枚岳(千枚小屋泊)を再訪してから二軒小屋ロッジ泊はどうだろうかと
長いこと思いをめぐらせていた私。

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《二軒小屋ロッジ2階右端『つがざくら』が私が泊まった部屋》

計画とはだいぶ違ってしまったけれど、
一度行きたいと思っていた大井川源流の二軒小屋ロッジをやっと訪ねることができました。




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《写真では何度も目にしていた二軒小屋ロッジ。暖炉の煙突から煙があがっています。》

d0288144_12232426.jpgM社の二軒小屋に泊まるツアーを偶然見つけて即申し込み。
もう、避難小屋泊で歩く元気は(たぶん)ないので、
この際、観光ツアーでもOK…です(^^;
東京駅前を小型観光バスで7:30に出発、で、到着は17:00近く。
途中でちょっと寄り道したり、畑薙ダムで送迎車に乗り換えるための時間調整などがあったにしても…やっぱり遠い南アルプス南部なのでした。


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マイルーム『つがざくら』の入口から見下ろす暖炉のある食堂兼談話室。
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薪のはぜる音が心地よい暖炉(ストーブ)。

この二軒小屋ロッジは、聖岳や赤石岳の登山基地・椹島ロッジと同じく、この辺の土地・山林(山手線の内側の4倍ほどとか!)を持つ東海フォレストの経営。
クルマで来る人もバスで来る人も畑薙第一ダムから東海フォレストの送迎車に乗り換えなければなりません。

ところで、この時期はバスがない(※アクセス詳細については後記)ので、電車派の足は静岡から畑薙第一ダムまでタクシーのみ…???
3時間超のところをタクシーで来るって…


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談話室の天井灯に明かりが点り、夕食が始まります。
食事が始まると、シェフの挨拶とこの日のメニューの説明が。

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ヤマモモの食前酒(飲んじゃった後(^^ゞ)、無農薬地場野菜のグリル、鹿肉のカルパッチョ、キノコのピザ、

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岩魚の燻製(ヤマザクラのチップ…だったと思う)、写真なしですがチキンと山菜とキノコのパエリア、ジャガイモ・かぼちゃ・ほうれん草のカレー風味のスープ、そしてデザートにパイナップルのシャーベット。


食器も盛り付けも実にシンプルですが、
私にはこのシンプルさが、山のロッジの食事としてとても好ましく感じられました。
そして、それぞれの素材の美味しさが生きていて美味。
岩魚の燻製はもちろん頭から尻尾まで有難く命の恵みを頂戴しました。

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宿泊用の部屋はこの談話室兼食堂の吹き抜けを囲むように並んでいます。

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さすがにウッディな建物です。
太い柱は井川産「唐桧」横珊は井川産「落葉松(天カラ)」、壁は井川産「白桧」、とありました。
浴室も桧のお風呂でした。

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そこここにさり気なく飾られている手作りの飾り物も素敵です。
夕食後、外に出てみると満天の星。
夜が静かに更けてゆきました。

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翌朝、朝食前に散歩に出ようと早起きしてそ~っと階段を降りると、
厨房ではもう朝ごはんの支度が始まっています。
シェフが私に気づいて、
「今朝は今年初めての氷点下になりました。」と言いながら、暖炉の薪に火を着けてくれました。

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玄関わきの飾り棚の向こうに見えているのは、ロッジの新館です。
この日は、新館の宿泊者はいないようでした。
もっとも、この日は私たちのツアーのほかは一組のカップルだけだったようですが。

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そうそう、このツアーの名称は『奥大井紅葉ウォーク』と言って、
きょうは、大井川に沿って椹島まで3時間ほどのウォーキングの予定です。
朝食後にロッジの敷地内にある井川神社へ行ってみました。
ここは転付峠への登り口。
きょうは天気も良いので、富士山を眺めるだけでもいいからここから峠へ登りたかったんですけれど…。

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井川神社の入口脇にある建物はロッジの冬季開放小屋でした。
中を覗いてみるとすごくいい雰囲気。
窓枠にはめられたガラスのゆがみが何とも言えない懐かしさです。
冬山から下りてきてここへたどり着く山人たちの、ほっとした表情が目に見えるような気がしました。

さて、井川神社にきょうの行程の無事をお願いしたらいよいよ『奥大井紅葉ウォーク』ツアーに出発です。


★『奥大井紅葉ウォーク』レポへ続きます(こちらから)
★写真はクリックで拡大します。






補足 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「クルマで来る人もバスで来る人も畑薙第一ダムから東海フォレストの送迎車に乗り換えなければなりません。」と上記で触れましたが、それについての情報です。


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公共交通利用者は今まで静岡からの路線バスでここ畑薙第一ダムまでやってきましたが、今年から静岡からの路線バスが廃止になったようです。

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(私が写り込んでしまっていて見苦しくてすみませんが)これを読むと「夏季期間中だけの予約制」とあります。

夏山シーズンには毎日アルペン号も入るようになったとのことですが、、
これは東京出発時から小型観光バス(南アルプス林道は道幅が狭くて大型車は入れない)のようです。

クルマのない者にとって、南アルプス南部はますます遠くなってしまいました(泣)。


★畑薙第1ダムへのアクセス詳細については(こちら)をごらんください

by pallet-sorairo | 2013-10-30 21:40 | 山歩き2013 | Comments(12)
Commented by koruko-yuki at 2013-10-30 22:18
え~っ、静岡からのバスなくなっちゃったの?
というか予約制?
ますます行きずらくなったわけ?
こんなステキなロッジなのに、もったいないこと。

北も南も間が抜けているところだらけだけど、
行きたい所はいっぱいあるから、まあいいか…

Commented by amanojakusan at 2013-10-31 00:03
電車派の足は静岡から畑薙第一ダムまでタクシーのみ…3時間近いところをタクシーで来るって…?????
東海道線の金谷駅から大井川鉄道で千頭駅まで行き、そこからトロッコ列車で井川駅まで行けるはずです。井川駅から畑薙ダムまでバスがありましたが、それはどうなのでしょう。バスがない場合には井川駅からタクシーで行けば?
井川にタクシー会社がない場合は寸又峡から来るはずですから、寸又峡に行く道が分岐する奥泉駅で下りてそこからタクシーで大吊り橋まで行けばよいのでは?いずれにしろタクシーは予約が必要ですが。
井川と畑薙の間にある民宿に一泊すれば井川駅まで車で迎えに来てくれますし、翌日は大吊り橋や椹島、そしておそらく二軒小屋まで車で送ってくれますよ。通行許可証がありますから。
静岡からタクシーなんてもったいない!
Commented by pallet-sorairo at 2013-10-31 00:15
☆ゆきさん
素敵なロッジでしょ。
長いこと行ってみたいなって思ってたの。
期待を裏切らなかったよ。遠いけど。
Commented by pallet-sorairo at 2013-10-31 00:22
☆Mr.amanojakusan
たくさんの情報ありがとうございます。
詳細の照会先をリンクしたのでいいかなと思っていたのですが
ちょっと不親切だったので、文面手直ししました。
確かに、静岡からタクシーなんてもったいないですね(^^ゞ
でも、畑薙ダムからは東海フォレストの無料送迎車がありますから
そこをタクシーで行くのももったいないです(^_-)ゞ
Commented by amanojakusan at 2013-10-31 07:31
またまたよく読まないでコメントしてしまいました。申し訳ありません。
ただ井川駅から畑薙第一ダムまでのバスは存続するのか心配ですね。
Commented by cyu2 at 2013-10-31 15:09 x
なんて素敵な宿なのでしょう!ますます行きたい気持ちに火がつきました(笑)
静岡からタクシーだと3万円くらいだったような・・・今年真剣に調べて、井川駅からタクシーという手段もできるかな?と知りました。でもその駅に着くまでの接続が又・・・
アルペン号は(8月)去年使った友人が言っていましたが、サラリーマンに良いような金曜日夜出発ではないんですよね、不思議な曜日しかないみたいなんです。それも使い辛い。
で、どれをとってもコレというのがなくて結果、7~8月に最低5日間の休みが連続して取れないと行かれない、と解り諦めました(^^;;
行きにくいから静かでいいのかもしれないんですけど。
車がないと・・・っていうのがちょっと悲しいですよね。かといって今更運転する気はないですけど。
ペーパーだから人様に事故でもしたら怖くて^▽^;



Commented by pallet at 2013-10-31 16:09 x
☆Mr.amanojakusan
>ただ井川駅から畑薙第一ダムまでのバスは存続するのか心配ですね。
ちょっと見てみましたが、どうやら、ここのバスももう廃止されているみたいです。
街に住んでいると、便利さにどっぷり浸かってしまっていて
あの辺りの方々の暮らしぶりを想像できません。
ごくたまに遊びに行って、自然が素敵なんて言っているのを
罪深く感じてしまいます。
Commented by pallet at 2013-10-31 16:23 x
☆cyu2さん
井川からも結構なお値段みたい(^^ゞ。 
4人そろえばバスとトントンくらい?ってくらい遠い南アルプス南部ですね。
今回の私たちももちろん東京から小型バスでしたが、超疲れました。
アルペン号は夜行みたいですから、
あれに乗って行って朝から歩くって言うのは、はっきり言って無謀だと思います。
長いお休み取れるといいですね。
二軒小屋ロッジ、素敵でしょう?
小さな小屋でシーズンには予約もなかなか取れなかったので
思い切ってツアーに乗って行ってきました(^^)v
Commented by amanojakusan at 2013-10-31 19:31
二軒小屋ロッジに行くのでしたら転付峠越えはいかがでしょうか。
転付峠入り口(田代発電所入り口)まで身延線の身延からバスも
ありますが、タクシーで行くのなら下部温泉から入るのが近くてよい
でしょう。歩くのは7~8時間でしょうか。
帰りは大井川鉄道で金谷に出たらいかがでしょうか。
Commented by pallet-sorairo at 2013-11-01 23:12
☆Mr.amanojakusan
私も二軒小屋ロッジに泊まりに行くだけだったら
身延経由もいいかなと思いました。
でも、今回行ってみて、あまりの遠さに疲れ果ててしまいました(^^ゞ
もう、この辺りに入ることはないような気がします(今は(^^;)。
いろいろとありがとうございました。
Commented by ゆな at 2013-11-09 16:36 x
こんにちは。
スロトレさ?のところからお邪魔しました。
ブログ読んでいただいてありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ
お仕事なブログはかなり手抜きですが、またよかったら読んでやってください♪

二軒小屋ロッジいいですね!
私も一度泊まってみたいんですが、やはりアクセスが…(^^;;
夏に蝙蝠行ったときに、蝙蝠から二軒小屋に下りるか塩見まで戻るか迷ったんですが、ちょっとでも長く稜線上にいたかったので塩見まで戻ってしまいました。
次に蝙蝠行くときは、二軒小屋に下りたいと思います♪
Commented by pallet-sorairo at 2013-11-09 22:07
☆ゆなさん
ブログ読ませていただいて、ゆなさんのパワフルさにびっくりでした。
蝙蝠岳、魅力的ですね(私にはムリだけど(^^;)。
二軒小屋は予約しておかないとなかなか泊まれないようですが、
蝙蝠まで行くのだったら、ぜひこちらへ下りて泊まってみることをおススメします。
静かで素敵な宿でしたよ♪
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=私の山歩き街暮らし空の色= 散歩道でみかける鳥や虫や花も。


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