そらいろのパレット

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10/23 ミレー展

また展覧会の話題でごめんなさい(^^;


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テーブルの上で切り分けたパンを、そばにいてじっと外の一点を見つめている小さな娘に渡します。
「そのパンを、あのおじいさんにあげなさい」。
外の光の中で身をひそめるように立ちすくんでいる老人の顔にかすかに安堵の表情が浮かびます…

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《慈愛》1858-1859

ミレーというと《落穂ひろい》や《種まく人》が思い浮かびますが、
そのほかの絵を私はあまり知りませんでした。

故郷を愛する心。
大地に根差して働く人々やとりわけ子どもたちにそそぐまなざしの優しさ。
国内外の作品80点を揃えた今回の展覧会で、
初めてミレーの画風と人となりに触れることができたように思います。


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《子どもたちに食事を与える女(ついばみ)》1860頃

ミレーは、なんと9人の子どもの父親だったそうです。
絵の中の子どもたちも、ミレーの家族のだれかれに似ているのではないかなんて思ってしまいます。
この家のモデルも、故郷が大好きだったミレーの生家だったかもしれません。
奥の畑で働いているのは子どもたちの父親でしょうか。


 
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《食事の支度をする若い母親》1847-1849頃


何気ない日常のひとこまに愛情あふれる家族の暮らしが見えるようです。
力強い女性も魅力的ですが、優しげな女性はやっぱり素敵ですよね(^^ゞ


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母と子の絵ばかり載せてしまいましたが
展覧会はⅠ.プロローグ 形成期, Ⅱ.自画像・肖像画, Ⅲ.家庭・生活, Ⅳ.大地・自然
の4部構成になっていて、
畑や牧場や川辺などで働く人々を描いた絵もとても心に残るものばかりでした。


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山梨県立美術館にご縁のあるKさんからご案内を頂いていたのに
孫の秋(シュウ)君の誕生であたふたしていて見逃してしまったミレー展。
府中市立美術館での巡回展が今日までとあって、所用を済ませ午後から急いで行ってきました。


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都立府中の森公園の中にある府中市立美術館。
我が家からはけっこう遠くて、やって来たのは初めてです。

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広々としたエントランスホール、点字ブロック右手が入口で手前がチケット売り場。
チケット売り場の隣には図書室があり、右下のアールで囲まれたところはショップになっています。
左上に見えているエスカレーターで二階へ上がると展示室。
市立というのでもう少し小さな美術館を想像していましたが、立派なのにびっくりです。

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市民ギャラリーや創作室などもあり、市民の施設として開かれているようです。
カフェから見えた広々とした公園内を散策してみたかったのですが時間切れ、
《ちゅうバス》と言う小さな可愛いバスに乗って最寄りの府中駅へ戻りました。


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★でも、もう終了してしまった展覧会のレポじゃ、なんだかなですよね(^^ゞ
そんな方には…
三菱一号館美術館で『ボストン美術館 ミレー展』10/17~1/12が始まりました。
こちらは「ミレー作品25点を中心にバルビゾン派の作品」とのこと。
「バルビゾン派」ってどんなんだったか覚えてないし(^^;
三菱一号館美術館も外からしか見たことないのでそのうち行ってみようかなって思っています。
ではまた~。


by pallet-sorairo | 2014-10-24 20:29 | ちょっとお出かけ | Comments(8)
Commented by saheizi-inokori at 2014-10-24 21:59
行きます!ありがとう。
Commented by pallet-sorairo at 2014-10-24 22:15
☆saheiziさん
府中のはもう少し早くお知らせできるとよかったですね。
私も時間がなくて最終日になっちゃったもので、ごめんなさい。。
Commented by yukimama0202 at 2014-10-25 10:28
家は食欲の秋ばかりですが、パレットさんは芸術の秋ですね
北海道に戻ってから全然、美術館に行っていません
大体良い絵が来ない!!

以前は埼玉の上尾でしたので上野までよく行きました~

ちょこっとでも絵が写って見れて幸せです(よくわかんないんですよ!)

三菱一号館にも行ったことあります
エシレバターで有名な店舗も近くにあってこじんまりですね
ミレー、コロー、クーベルの絵画本を古本市で買ってあったので
見直してみます
素朴な農民の生活画、フランスの貴族の肖像画とはまた違って
ほっこりするんでしょうか?

なんちゃって!
Commented by pallet-sorairo at 2014-10-26 11:52
☆yukimamaさん
なんだかこの秋は行きたい展覧会が目白押しで、柄にもなく「芸術の秋」になりそうです(^^ゞ
でも、ほんとに東京には見きれないくらいたくさんの美術館があって
これはとっても幸せなことなのだと今更ながら気づきました。
外国の有名な作品が、ちょっとお出かけするだけで見られるんですものね。
有難いです。
Commented by sheri-sheri at 2014-11-07 13:01
ミレー、素晴らしいですね。これだから東京はやっぱりいいですね。
Commented by pallet-sorairo at 2014-11-07 20:46
☆sheri-sheriさん
サブタイトルの「優しきものたちへのまなざし」そのものでした。
>これだから東京はやっぱりいいですね。
東京にもいいところがあるのに改めて気づきました(^^ゞ
Commented by desire_san at 2015-01-09 15:02
こんにちは。
府中市立美術館でミレー展をご覧になったのですね。私は東京の三菱一号館美術館でるミレーの作品展をみてきましたので、楽しく拝見しました。ミレーは、大地に根ざし働く農民の姿に日々の労働を慈しむ気持ちや、故郷を愛する心、身の回りの人々に対する慈愛を感じながら描いているのに魅力を感じました。

私はこの美術展で観た作品や過去に来日したミレーの代表作も含めて、ミレー絵画の特徴や魅力を整理してみましたので、読んでいただけると嬉しいです。ご意見やご感想など何でも結構ですのでコメントいただけると感謝致します。
Commented by pallet-sorairo at 2015-01-09 20:36
☆desire_san さん
私もこのあとで三菱一号館美術館へも行ったのですが(http://sorairo02.exblog.jp/21343714/)
府中市立美術館のミレー展がとても見応えがあるものだったので、ちょっと期待外れでした。
というより、三菱のほうはどちらかというと「バルビゾン派」に重点が置かれていたように思うので、ミレーを期待していった私の期待度が大きすぎたのかもしれませんが。
いずれにしても知っているのは「種蒔く人」だけと言っていいほどだったミレーの温かな人間性に触れることができてとても印象深い展覧会でした。
desire_sanさんコメントありがとうございました。
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