ベトナムの若者たち
2015年 03月 25日
春がずんずんと進んでゆく。
書こうと思っていたベトナムの若者たちとの出会いのこともなんだか賞味期限切れかもと思いかけた昨日、
なんと、新聞で「ベトナム戦争終結40年」という文字を見つけた。
これも何かの縁かもしれないな…やっぱり書いておきましょう。
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3月20日、ハクモクレンの様子を見に行ったついでに
何日か前から気になっていた場所へ寄り道をしてみた。
田んぼの向こうのあのもえぎ色の木々はなにかしら。
小さい水の流れに掛けられた木道を渡ると、足元には植えられたスイセンが花盛りだった。
おや、ここはあの風車のある場所の裏手ではないですか。
もえぎ色の木は思った通りヤナギの種類だったけれど
ネコヤナギとはちょっと違うような気がする。
だいぶ成長が進んで、もう葉も出始めている。
もしかしたら、カワヤナギ(ナガバカワヤナギ)というヤナギかしら?
遠くから見るとこんなふう。
2・3日前はもっともえぎ色が強くて素敵だったのだけれど。
ハクモクレンの写真を撮るのに青空を待っていたら思いのほか時間がかかってしまったので
きょうはここでUターン。
「河津桜もそろそろお終いかな」
川面に映る花の色を見てちょっと名残惜しい気分になりながら家路につく。
おやっ、
河津桜をバックにおめかしした若者たちが写真を撮りっこしている。
「あらっ、なにしてるの?」
「ベトナムから勉強に来ています」。
言葉があんまりうまく通じなくて、結局「今何をしているか」がわからずじまい。
でも、たぶん花を持っている男性と黄色のドレスの女性のお祝いか何かだったのじゃないかしら。
泥と炎のインドシナ…ベトナムというと今もそのことをまず一番に思い出してしまうけれど、
ベトナム戦争は私が中学生の頃に始まり、その後15年ほど続いたのだった。
この若者たちにとってあの戦争は、教科書で学ぶ歴史上の通過点に過ぎないのだろうな。
「ありがとう。さようなら」「さよなら。ありがと」。
屈託のない若者たちを前に思うのは、世界の若者たちを取り巻く状況のひどさ。
世の中の若者たちみんながこんなふうにいつも明るい表情をしていてくれたなら…
そんなことをあれやこれやと考えながら帰る昼下がりの散歩道だった。
ヤナギ科の判別は難しいです~
カワヤナギなのかタチヤナギなのかオノエヤナギなのか・・・・・
実際に見ても難しそうです・・・・・・
でも遠景も綺麗ですね~
ベトナムの人たちは親日家なので会話ができてよかったですね~
花も木も細かい名前を覚えなくてもいいかななんて思ったりします。
ヤナギはヤナギ、スミレはスミレ(^^ゞ
このヤナギたちは、遠景が素敵だったのです♪
ベトナムの若者たちはなかなかいい感じでした。
熱く語る、ちょっと変わった教師がいたことを思い出しました
戦争に、正義なんて無いんだ!って
授業と関係なく大声で語りだす彼は、どこかへ飛ばされ
てしまいましたが・・・
「ありがとう。さようなら」
いいですね、この言葉さえ通じたら
争いも諍いもなくなると、そう思います。
意識してなかったけど、そうね。
「ありがとう」と感謝して「さようなら」と帰る場所があったら
争いも諍いもなくなるはず。
帰る場所がないってどれだけ不安なことだろうと思います。