ツユクサ
2015年 09月 02日
★散歩道にツユクサが咲いている。
★この花を見ると山本美香さんのことを思い出す。
★山本さんは、2012年8月にシリアで銃撃され亡くなったジャーナリスト。
★女性と子どもたちの目線で戦場から記事を送っていた。
★亡くなる一か月前の言葉
「伝える人がいないとどんどん状況って悪化していくんですよね。
伝えることによって、戦争が早く終わるかもしれない。
伝え続けるために取材したい。」
★若い人たちに伝えたいと講演で常々
「戦争って突然起きるわけじゃなくて、必ず予兆がある。
世界の片隅で起きていることかもしれないけど、
みんなで声をあげれば止めることができるかもしれない。」
★彼女のお父さんは、
娘の好きだった野の花ツユクサを棺に入れたそうだ。
もしかしたら、私はそんなお父さんのことが印象深くて
美香さんのことを思い出すのかもしれないな。
合掌。
★ツユクサ。
早朝咲いた花は午後にはしぼんでしまう一日花。
儚いが、目を引くブルーがとても気高く美しい。
私も大好きな花。
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サイドバーに載せようと思いましたが、字数オーバーで納まらなかったので…。
最後の日々、この美しい花を摘みながらお二人で朝の散歩をなさったのですね。
美香さんとsaheiziさんの奥さまの亡くなった8月。
これからはツユクサを見るたびに、
父娘やご夫婦の愛情深い日々を思うことになりそうです。
ツユクサ自体は一日花で儚い命ですがその命を使って描かれた下絵から立派な加賀友禅や京友禅が生まれます
その美しさ素晴らしさは100年後も200年後も残り伝えられて行くものです~
ツユクサ1本が多くの人に夢を与えることもあります
この花はやっぱり漢字で『露草』と書きたい花です・・・・・
ほんとにいろいろよくご存知のshizenkazeさん。
ツユクサのあの青は布などに付いてもすぐ退色するからなんですね。
漢字表記は素敵だし、意味もよくわかっていいのですが
植物名は原則カタカナ表記が何となく身についていて(^^;…スミマセン。
少し時間がたつと消えてしまうので、使われたのでしょうか。
美香さん、美しい方でしたね。
心はもっともっと綺麗な人だったのでしょう。
勇敢で、あの国の子ども達のことを考えて天に昇ってしまったのですね。
儚い露草のようです。
美香さん、ほんとに優し気で美しい方でしたね。
儚いけれど、あのはっきりとしたブルーのように
私たちの記憶の中に残る人生を送られたこと
見事だったと思います。