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1/15 串田孫一展


ブログのお友だち・やまびこさんのところで知った串田孫一展。
あわわ、会期あと3日ですって。
さっそく出かけましょう。

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武蔵小金井の「はけの森美術館」は、初めて聞く美術館です。
「はけの森」ってなんだか変わった名前、ちょっと調べてみたらこんな記事 を見つけました。
小金井には「国分寺崖線・はけ」と呼ばれる段丘崖があるので坂がとっても多いんですって。
ついでに坂の道巡りも楽しんでしまいましょう。





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ネットの「はけの道巡りマップ」を印刷して、出発です。
絶好のお天気、途中で小金井の地名の由来になったという黄金井の湧水など見て
坂巡りをしながら一時間ほどかけて「中村研一記念小金井市立はけの森美術館」に到着。
ちょうど、お昼時…腹が減っては戦はできぬ(^^ゞ
「美術の森」喫茶棟(旧中村研一住居)のカフェでランチを軽く済ませてから鑑賞します。

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そう多くはない展示作品の中で目を引いたのは、
福音館書店「こどものとも」1961年8月号の「ひとりでやまへいったケン」の絵本原画でした。
チラシ表裏(写真1・2枚目)に使われている絵が、その原画から抜き出したものです。
原画に本文が添えられて展示されていましたが、
岳人以外の人物画はあまり見たことがないような気がするのでちょっと興味深かったです。

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写真3・4枚目は展覧会パンフレットから、山のスケッチ(鉛筆)と手摺版画。
歩いている途中でささっと鉛筆でこんなふうにスケッチできたらなぁとため息が出ます。
手摺版画はどれも使われる色が鮮やかで
喜びや楽しさがあふれているようなところが私は好きかな。
(展示室内撮影不可)。

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「中村研一記念小金井市立はけの森美術館」正面。
小金井に住んでいた画家の中村研一氏の記念美術館が市に寄贈されたものとのこと。
この建物後ろの中村氏の旧居がカフェになっていて、
庭には湧水の湧き出る池や竹林などがあり武蔵野の面影を色濃く残しています。
この辺りは、大岡昇平の小説『武蔵野夫人』の舞台となった場所との案内板がありました。

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後半の「はけの道」を歩いて武蔵小金井駅に戻るまで、往復ほぼ4時間半ほどの散歩でした。
帰宅してから、我が家の本棚から久しぶりに串田孫一の『雲の画本』(昭和47年/雪華社)や
古い『アルプ』など引っ張り出してみましたが、
気づいたら、そのまま畳の上に座り込んで読みふけってしまっていました。あらら。
それにしても、昔の岳人は山にも行くけどこんな雑誌を毎月読み書きもしていたんですよね。
すごいなあ。



★「はけの道」はあとでレポ(する…かも(^^ゞ)。
★写真はクリックで拡大します。


by pallet-sorairo | 2016-01-16 11:56 | ちょっとお出かけ | Comments(12)
Commented by cyu2 at 2016-01-16 20:42 x
うわぁ‥全然知りませんでした。
あと2日??
うわぁ‥‥‥(´・ω・`)
Commented by pallet-sorairo at 2016-01-16 21:48
☆cyu2さん
ちがうちがう。
明日の日曜日が最終日ですよ~。
Commented by mother-of-pearl at 2016-01-17 19:26
串田孫一、こどものとも、どちらもとても懐かしい名前です!
串田孫一さんの『山のパンセ』は何度も読みました。ラジオでお声を聞いた時は嬉しかったです♪

展覧会のご紹介をして頂いて、ありがとうございます。
久しぶりに子供達が幼かった日々を色々と思い出せました。
Commented by pallet-sorairo at 2016-01-17 21:44
☆mother-of-pearlさん
私はラジオを聞く習慣がなかったものですから
串田さんがどんな声だったのか知らず、
ちょっと残念な思いがしています。
「こどものとも」は私にも懐かしいです。
こどもたちが読んで、今は孫が読んでいますが
こんなに古くからあったなんて知ってびっくりしました。
やわらかで優し気な色遣いの素敵な原画でした。
Commented by musashichiyo at 2016-01-17 21:52
情報がギリギリですみません (;^_^) 間に合って良かったです。

>それにしても、昔の岳人は山にも行くけどこんな雑誌を毎月読み書きもしていたんですよね。

雑誌に発表することに価値があった、失われてしまった文化ですね。「山の本」って季刊の雑誌はありますが。
うちの会でも会報の冊子を廃止してネットに移行しようという意見もあります。紙媒体が好きなものとしてはさみしい気がします。
Commented by pallet-sorairo at 2016-01-17 22:24
☆やまびこさん
お知らせありがたかったです。
ありがとうございました。
つい最近までは、山歩きも紙媒体を通してやっていたので
自分の中でいろいろな想いを温める時間があったような気がするのですが
いまや、ネットできょうの山情報を検索して明日行くなんて時代。
「想いを温める」なんて時間は夢のまた夢かもしれませんね。
なんだかなぁ ですが。
「山の本」、私は創刊号からの読者でしたが最近はちょっとご無沙汰(^^;
Commented by amanojakusan at 2016-01-18 10:29
串田孫一氏編集の山の雑誌「アルプ」はかなりの号を持っていたのですが、大田区から小淵沢に越すときに古本屋さんに引き取ってもらいました。今思えば残念な気もしますが読み返すこともありませんし、どなたか山好きの方に読まれていれば本望です。
はけは大岡昇平が1950年(昭和25年)に発表した小説『武蔵野夫人』で有名になりましたね。ご自宅もはけ沿いにありましたし。
今もあるのかしら。
Commented by unburro at 2016-01-18 11:12
串田孫一は、文章を書く人としか知らなくて、
絵を描く人でもあったことを、今回、初めて知りました。
ありがとうございます。
調べてみたら、串田和美は息子なんですね…

串田孫一!私にとっては再発見ばかりです。
今後、要チェック。楽しみが増えました(^o^)/
Commented by pallet-sorairo at 2016-01-18 11:19
☆Mr.amanojakusan
たぶん、Mr.amanojakusanは『アルプ』を読み
ニッカ―姿で山々を歩かれていたんだろうなと思っていました。
私の持っているこの『山の画本』や『アルプ』は、
かつての山仲間から私の転勤のお餞別?としてもらったものなので
大事にしています。
展覧会場にも、何冊か読めるよう並べられていたので
ちょっと読みふけってしまったのですが(^^ゞ
Commented by pallet-sorairo at 2016-01-18 11:50
☆unburroさん
音楽にも造詣が深くて、
ながいことFMラジオで音楽番組のパーソナリティーを務めていたようです。
年譜によれば、50歳でアイリッシュハープを始めています。
エリートの家庭に育ったとはいえ、
昔の人は、教養とはこのことかというような方が多いなあと思います。
串田和美が息子だったとは、私も今回初めて知りました。
「串田」っていう姓はちょっと珍しい?ので
なにか関係あるのかなぁなんては思っていたのですが。
Commented by kotoko_s at 2016-01-21 09:03
串田孫一さん、大好きです。生き方が自由ですね。文章も絵も洒脱で。
パンフレットもご紹介くださって嬉しいです、ありがとうございます。
「はけ」でちょっと思い当たるのは、当地では崖になった底のほうを「バッケ」と呼ぶのです。アイヌの言葉からきていると教えていただきましたが、関連があるような気がしました。
Commented by pallet-sorairo at 2016-01-21 18:29
☆kotokoさん
>文章も絵も洒脱で。
そうそう「洒脱」という言葉がぴったりですね。
私も今回ちょっと調べてみましたらアイヌの言葉から来ているという「バッケ」が
九州地方でも使われているという方の文章を見かけました。
アイヌの言葉がどんなふうに九州まで伝わって行ったのかとても興味深いです。
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