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禾乃登(こくものすなわちみのる)


久しぶりの散歩道。
季節は二十四節気「処暑」の末項(第四十二項)「禾乃登(こくものすなわちみのる)」に入っており、
田んぼの稲も穂を垂れて静かに刈り入れの時を待っているようだ。

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<2016.9.3/稲実る@散歩道.>

「稲の花が咲いてひと月あまり、稲穂には米の粒がこぼれるように実り、
日に日に熟していきます。品種にもよりますが、ふつう一本の穂に実る
米粒は百~二百粒前後。

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<2016.8.6/稲の花@散歩道>

刈り入れを間近に控えたこの時期は台風の襲来も多く、農家の人びとは
気を抜けません。風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が各地で行われます。」
(『くらしのこよみ』平凡社より)

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<2016.9.3/この日から一週間は雨模様が続くとの予報だったが@散歩道>

8月末にはこよみ通りに台風10号がやって来て、
東北大震災からの復興の途にある岩手県や、
北海道に豪雨災害の大きな爪痕を残していった。
天はなぜこうも容赦なく、繰り返し人々の暮らしを襲うのか。
ただただ、農作物の収穫の前に大きな台風が来ませんようにと
祈るばかりなのがなんとももどかしい。

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<2016.9.3/オシロイバナ@散歩道>

決まった時期に決まったようにやって来る台風にしても、
苗を植えてから稲穂が垂れるまでにしても
自然の持つ一時間、一日、ひと月、一年のサイクルの正確さには驚かされる。
もっとも、それを基準にしてこよみが作られたのだろうが。

夕方、少しは涼しくなったころに出かけた散歩道の行き止まりには
オシロイバナがあふれるようにたくさん咲いていた。
この花を英語で four o'clock と言うと知ったのはつい最近。
「私は夕方咲きます」とインプットされている体内時計、
分解して部品を調べてみたいほどだ。


熊本地震の被害まだ残る九州地方に今また台風12号がやって来て心配だが、
あと一週間もすれば、散歩道の田んぼでも稲刈りが始まることだろう。





by pallet-sorairo | 2016-09-05 07:34 | 散歩道 | Comments(6)
Commented by mother-of-pearl at 2016-09-05 12:47
禾乃登
この三文字の読み仮名が十一文字もの<こくものすなわちみのる>とは!

恥ずかしながら、私は読めませんでした。

漢字を勉強している人達には、しばらく内緒にしておきます(ToT)

稲の花、美しく頼もしいですね!!
田圃の中が通学路だった頃を思い出しています。
Commented by pallet-sorairo at 2016-09-05 13:21
☆mother-of-pearlさん
もちろん、私も読めませんです(^^;
「こくものみのる」とだけ仮名のふってあるものあるようです。
ただ、「禾」って字、単独ではあまり見かけないように思いますが、
読みは「のぎ」、実はよく見かける「のぎヘン」の「禾」です。
で、「禾とは、稲などの穂先に生えている毛のことで穀物の総称でもあります。のぎとものげとも呼ばれ、「禾」の字は、もともと穂をたらした稲の穂を描いた象形文字だったそう」とは
ときどき私が開くあんちょこ?!『日本の七十二候を楽しむ』(東邦出版)にある記述です。
そう知ってみると「こくものすなわちみのる」の読み方も
納得がいく気がしてきますがいかがでしょう(^^ゞ
Commented by echalotelle at 2016-09-05 22:17
パレットさんのところは、田んぼが見られる地域なんですね。
田んぼはとっても美しいですね♪
最近は、嵐や台風の通り道に私たちが住んでいる、住まわせてもらってる・・・
そんな気さえするようになってきました。
大変な被害、まだ手つかずのところもあるようですね。
早く平常に戻るといいけれど。
こちらは涼しくなってきていますが、今日は一輪朝顔が咲いていて、少々哀れな感じでした。
Commented by pallet-sorairo at 2016-09-06 09:56
☆echalotelleさん
住まいのマンションまではけっこうな繁華街なのですが
少し歩くとこんな長閑な場所があるのです。
たぶん、マンションの住人の半分の方は
近くにこんな場所があるのをご存じないかもと思います。
田んぼもほんの少しで、echalotelleさんのマレとは比べものになりませんが
なんともほっとする大好きな散歩道です(^^。
Commented by unburro at 2016-09-06 17:39
稲の花、見るたびに有難い気持ちになります。
こんな、ちっさな花が、我々の命を繋いできたんだなぁ、
と、不思議な感動…です。

麦も、米もノギですね。
古代中国の人も、禾の不思議を感じたのかな、とか。
美しい写真をありがとうございます。
Commented by pallet-sorairo at 2016-09-07 15:24
☆unburroさん
昨日夕方、この隣の田んぼで稲刈りの準備(試運転?)をしていました。
台風の影響で稲が倒れてしまっているものもあって、機械では刈りにくいのかもしれません。
天気予報が外れて晴れて来たので、急きょ取り掛かったようでした。
稲の花は、とても不思議な感じのする花ですね。
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