そらいろのパレット

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ポップコーン


2月に入ってすぐに映画を観に行った。
映画館へ足を踏み入れるのなんて何年ぶりだろう。
入口ホールに売っているポップコーンも懐かしい?!
なんだかすごく欲しくなっちゃって、キャラメル味Sサイズお買い上げ。

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座席のひじ掛けに置けるようになっているトレーを貸してくれたんだけれど、
初めてなのでどうやってセットしたらよいのかさっそく迷ってしまった。
それに、買ってしまってから言うのもナンだけど
Sサイズなのにどっさり山盛りのポップコーンにも、あらちょっと困ったわ。
だいたい、ポップコーンを食べながら見るような映画じゃないのはわかってたのにね。


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遠藤周作の『沈黙』は、50年ほど前出版されてすぐに読んだ。
小説は年を経て読むと以前とは感じ方が違うことが多いものだが、
物語の詳細はほとんど忘れてしまっていても、この小説で扱われているテーマは不変だ。
いまこの映画を観終えて考えているのと同じような感想を持っていたに違いないと
私は遥かに遠い高校生?だったころの私自身の心の内を思いめぐらしてしまった。


何度か繰り返される霧の中から浮かび上がる未知なるものや
並んで歩く司祭たちを真上から撮ったワンシーンなど
カメラワークも素晴らしかった。
何より、キチジロー役の窪塚洋介がすごくよかった。
アカデミー賞で助演男優賞などもらえるような気がするのだが。


ポップコーンは…
こぼれ落ちそうな山盛り部分だけ次回予告編の上映中にちゃちゃちゃっと食べて
あとはお持ち帰りでした。あらら。





by pallet-sorairo | 2017-02-10 09:44 | ちょっとお出かけ | Comments(18)
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-02-10 13:50
『沈黙』、観てこられましたか。
私も久しぶりに映画を見たいなぁと思いました。

大学に入った頃、遠藤周作、柴田翔、大庭みな子、倉橋由美子など
たくさんの作家が人気があり、みんな競って読んだものでした。
でも、この「沈黙」、当時も、そして今もって"何故沈黙なのか"
よく分からないというのが正直なところです。
考えれば考えるほど分からない。
"結局は自分の心の問題であって、神は最後まで何も語らないし、
神が助けるために手を差し出すこともない"
というのが私の理解したところです。
もうひとつ、この小説の中のキリスト教はいわゆる西洋世界のキリスト教はという概念からは少し離れているのではないかとも思ったものです。仏教では救えない、また 救われない人たちがすがった仏教に
変わる宗教としてのキリスト教だと。
ひとそれぞれ、立場立場で意見、考え方が違うもの。
ましてキリスト教徒でもない私にはよく分からない。
ただ遠藤周作がこの本を書いたことで、当時日本基督教会
からかなり意見された (批判された?-うろ覚えでごめん)と、
後に遠藤周作の奥さんが何かに書いていたのを読んだことが
あります。何故、日本基督教会が批判したのだろうか?
難しいね。


Commented by pallet-sorairo at 2017-02-10 20:04
☆PochiPochiさん
私は無宗教ですし歴史も苦手なのでなんてお返事してよいか焦っています。
ただ、この作品で遠藤周作は神の存在だけでなく偶像崇拝(形あるものという意味で)や布教そのものへも疑問を呈していたように思いますので、
だとすれば、日本基督教会がキリスト者である彼を批判したというのも頷けるのではないでしょうか。
映画ではスコセッシ監督もその辺(遠藤の提示している疑問)を目に見える形でしっかり描いていたように思います。
ぜひ、足をお運びください。
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-02-10 20:23
パレットさん、ありがとう。長々と書いて気にしていました。
ごめんなさいね。映画観に行きます。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-10 20:37
☆PochiPochiさん
追伸。
↑ 最初、偶像崇拝と書きましたが、私の認識不足のようなので(形あるものという意味で)なんて書き加えましたが、これじゃ余計わからないですね。
映画を観ていただくとそんな場面が出てきますので…ご覧いただければということでご勘弁くださいね。
Commented by fusk-en25 at 2017-02-10 20:49
原作を読んだのはもう50年以上も前か。。と。ある意味でちょっと感慨深い気持ち。。
私は怖がりだから、殺人や拷問場面を見るのが苦手、できれば結末もハーッピエンドを好む質で、この映画の予告を見たとき、よう観るかな?って思ってしまいました。
私も無宗教ですが。
気持ちの中には宗教感というか。ものに対する畏怖の念は持っているつもりです。
ただ一つの宗教に入ってしまうと自分と違った考え方を異教徒してしか見なくなる。
これは他の政治的概念でも言えることで。
自分がいるグループはすべて正しく。違ったものは全部悪いと決めてしまう目で見がちです。
物事にはまず善悪の前提があるのではなく。
何か起こったときに。どの時点から対処するのか。
そして歴史を回顧するためにはその時代に自分を置いて見て。
私ならどうするだろうと思うべきでこの沈黙の時代背景は単に宗教感からだけでなく
その頃の農民が置かれた状況の過酷さから考えると。殉教もありかななと思うのですが。。。
なんか取とりとめのないコメントになってしまいました。

で、帰ってからポップコーンを召し上がったのですか?
私は時々電子レンジ版の熱々のポップコーンを作ります。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-10 21:01
☆fuskさん
私も、50年も経つのか…と。
予告編見ずに行ったので、思わず顔をそむけてしまった場面ありました。
>なんか取とりとめのないコメントになってしまいました。
まったくもって私も同じようでして、
とりとめなくあとからあとからいろいろなことが想われるのです。
もともと、映画だの読書だのの感想は自分の中にしまっておくはずだったのに
ポップコーンのことなど思い出してつい書いてしまったのです。
ポップコーン、家へ帰ってから食べました。
ちょっとしんなりしちゃいましたが、それなりに美味しかったです(^^ゞ

Commented by PochiPochi-2-s at 2017-02-10 21:03
ありがとう。まずは映画を見てきますね。

この江戸時代の布教活動(仏教でも救われなかった人たち、当時最底辺にいた人たちにキリスト教を広めること)の失敗で、明治維新以降改めて考え出された布教活動のひとつが、ミッションスクールをつくりそこでキリスト教に基づいた教育をする、そしてキリスト教を広めるということだったと聞いたことがあります。そして、これはかなり成功したと。
Commented by linden2151026 at 2017-02-10 21:52
palletさん.すっかりご無沙汰してました。
ポップコーンは映画を観るときにはお供ですよね。いくつになってもかわりません笑
遠藤周作の「沈黙」懐かしい。高校生の時が蘇ってきます。もしかしたら同じ年代かしら?
私も帰国したら観に行きたいです。
Commented by fusk-en25 at 2017-02-10 21:56
神の存在も実は人間が作り出したものと言ってしまえば
宗教関係者からは叱られそうですが。
キリスト教ができてきた時代。には神の存在が必要だった。
それも確固とした神であることが。。
あの時代やあの場所から、一神教(ユダや教やイスラム教も)が出来てきたこともなんとなくわかるような気もします。
歴史を思うときはまずその時代、その場所に自分を置いて考えること。。なんでしょうね。
明治維新後は鎖国をしてませんからね。西洋に対する憧れもあっただろうし。。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-11 11:09
☆PochiPochiさん
くれぐれも、ポップコーンなど買ったりなさいませんように(^^ゞ 
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-11 11:15
☆lindenさん
ポップコーン、今回は大失敗でした(^^ゞ
そのうちそちらでも上映するんではないでしょうか。
ぜひ、ごらんになってください。
原作を読んだのはたぶん高三だったはずと思うのですが
記憶がちょっと微妙かな。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-11 15:09
☆fuskさん
>歴史を思うときはまずその時代、その場所に自分を置いて考えること。。なんでしょうね。
そうですね、私もそんな風に想います。
Commented by ヒサ at 2017-02-11 19:56 x
恥ずかしながら、遠藤周作さんの本は「海と毒薬」、あとは狐狸庵先生のエッセーを数冊読んだくらいです。
正直言えば、私の年代ではあまり身近な作家さんではないのかなと思います。
皆さんのコメントを拝見して、「沈黙」、読んでみようかなと思いました。
でも、私に理解できるかな。。。
Commented at 2017-02-11 20:15
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-11 21:40
☆ヒサさん
私が言うのもなんですが、ヒサさん世代で『海と毒薬』を読んでいれば立派なもんです。
>正直言えば、私の年代ではあまり身近な作家さんではないのかなと思います。
その通りだと思います。
でも、『沈黙』は人間にとって不変の問いかけをしている小説だと思います。
ぜひ。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-11 21:43
☆20:15の鍵コメさん
こんばんは。
了解です(^^ゞ
Commented by desire_san at 2017-02-13 08:38
こんにちは、
私も映画『沈黙-サイエンス』を見てきましたので、ブログを興味深く読ませていただきました。マーティン・スコセッシ監督は、原作のストーリーを忠実追って、美しく完成度の高い映像作品に仕上げていました。この映画ではポルトガル人宣教師の目を通し、信ずること、疑うこと、葛藤、懐疑心と、人間の弱さ、信ずることの意味、人間撮って大切なものは何か、生きることの意味は何かについてじっくりと描いて、色々考えさせられました。窪塚洋介が演じたキチジローは、
つかまると踏み絵に足をかけ、聖母マリアの像にツバをかけ、裏切りを繰り返しますが、それでも信仰を捨てずあきらめない、転んでもすぐ起きて、もう一度信じたいと生き続ける、どこまで弱いのだか、強いのだかわからないキチジローという人間の心底や表裏の解釈も含めて、窪塚洋介は新鮮に演じいて、久しぶりに俳優・窪塚洋介の熱演を見れて嬉しく思いました。

私も『沈黙-サイエンス』を観て、この映画の魅力と現代人はこの映画から何を学べるのかを整理してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。
Commented by pallet-sorairo at 2017-02-14 07:52
☆desire-sanさん
イッセイ尾形や浅野忠信は、役を演じている感があったのですが
窪塚洋介は「あれっ、そういえば「キチジローは誰だったろう?」
と思ったくらいです。
まぁ、誰だかわからないほど汚れていたということもありますが。

コメントありがとうございました。
のちほど伺わせていただきます。
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=私の山歩き街暮らし空の色= 散歩道でみかける鳥や虫や花も。


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