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8/18 吉田博展へ


山友のブログで「生誕140年 吉田博展」が開かれていることを知る。
初めて耳にする画家のような気がしたが、
「山と水の風景」というサブタイトルに惹かれて新宿まで出かけた。

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なんの予備知識も持たずに来たので
正確で繊細なスケッチの描かれた幼少の頃の小さな画帖から始まる展示は
期待でわくわくするイントロダクションだった。
続いて展示されていた水彩画もとても素晴らしく、
明治末期から大正にかけて、これらの水彩画を引っ提げて出かけたアメリカやヨーロッパで
大成功を収めたというエピソードにも納得の思いがした。

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吉田は水彩や油絵で多彩な風景画を描いたが、
特に若いころから歩き回った日本の山岳風景を題材にした画で知られているのだとか。
たしかに山の画には私にも見慣れた風景があって親しみがわき、山そのものだけでなく
登山者の様子なども描かれた抒情的な作品も多くてそれはそれで見ていてとても楽しい。

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<吉田博「ユングフラウ山」木版・大正14年>

50歳を前にして制作するようになったという木版画も、旧来の浮世絵などとは一線を画したもので、
淡い光や静かにきらめく水面の様子などが巧みに表現されており
たいそう繊細な仕事(彫りも摺りも自ら手掛けることがあった!?)の集成が伺えて素晴らしかった。





お盆中は大混雑だったらしいが、平日のこの日はゆっくりと見ることができた。
で、トップのチラシの絵、どこかで見たことのある気がしていたのだが、
帰宅してこのチラシを夫にみせたら「やっぱり、吉田博だったじゃないか」と言われて思い出した。
昨年、千葉市美術館で開かれていたこの展覧会を見に行った夫からチラシを見せられていたんだった。
まったく覚えていないって…愕然とする、ううむ。

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おみやげに絵葉書数枚とと雑誌『岳人』のバックナンバー(2017年3月号)を買った。
以前は山の情報はこの『岳人』や『山と渓谷』で得ていたものなのに、
最近はネット情報に頼ってしまってまったくご無沙汰で、こんな魅力的な特集にも気づかずにいた。
「特集 山を描く」、これはしばらく楽しめそうだ。



★「生誕140年 吉田博展 -山と水の風景-」
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で8月27日(日)まで。
月曜休館。
10:00~18:00(入館は17:30まで)。 

★写真はクリックで拡大します。


by pallet-sorairo | 2017-08-21 08:01 | ちょっとお出かけ | Comments(4)
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-08-21 11:32
「アッ、そうだったの?」と思い、
どうしてもほしくなりこの3月号を注文できるかとアマゾンを検索。
できました!明日届くそうです。
「山を描く」は興味あります。楽しみ楽しみ ♪

私も、「岳人」や「山渓」の前はスルーすることが多かったので
ちょっと反省。ふふふ、いまだに本だけは興味あります…。
「明治末期から大正にかけて」とは凄いなぁ〜と。
佐貫亦男(またお)の「アルプへの五十年」を夢中で読んだ時も
ただただ凄いなぁ〜でしたが、今回もそうなんでしょうね。
大阪で開催だったら見にゆきたかったですが…
岳人を楽しみに待ちます。
Commented by pallet-sorairo at 2017-08-21 16:28
☆PochiPochiさん
やっぱりね、「山と水の風景」なんてサブタイトルが付いていたら
山やさんは見逃せないですよね(^^ゞ
ちょっと昔過ぎてあんまり知られていない画家だったように思いますが
木版の光や水の揺らめきなどの描写がなかなか素敵でした。
久留米、上田と巡回して東京展が最後のようです。
「岳人」はお馴染みの山を描く人々が出てきますが、それなりに楽しめるかと思います。
手に入ってよかったですね(^^。
Commented by PochiPochi-2-s at 2017-08-23 06:35
おはようございます♪
本が届きました!
おもしろいなぁと。
山の絵、スケッチの仕方など興味あることの特集。
楽しみながら読むことにします。
次の4月号の深田久弥特集もおもしろかっただろうなぁと。
これからは時々この雑誌に前でも立ち読みをしようかなぁと。
また何か面白い本があったら記事にして紹介してくださいね。
ありがとうございました。
Commented by pallet-sorairo at 2017-08-23 07:24
☆PochiPochiさん
取り上げられている画家は私たち年代にはお馴染みの方が多いですが
若い読者には案外新鮮なんではないかと思いました。
楽しんでいただけそうで「ほっ」。
これから私も、ときどきチェックしなくちゃ(^^ゞ
以前、白山の帰りに大聖寺の深田久弥山の文化館に立ち寄りましたが
ここもなかなか素敵でしたよ。
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=私の山歩き街暮らし空の色= 散歩道でみかける鳥や虫や花も。


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