11/3 茅ヶ岳・金ヶ岳 その1

八ケ岳に似ているその姿からニセ八ツとも呼ばれている山に行ってきました。



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【ニセ八ツ  2009.11.3.8:40/中央線韮崎駅ホームから】

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【八ケ岳  2009.11.3.13:23/ 金ヶ岳山頂直下から】
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【八ケ岳 2009.11.3.16:52/中央線韮崎駅ホームから】

そろそろ山も冬支度。
八ケ岳や南アルプスにも雪が降ったかもしれないと、山の様子を眺めに行くことにしました。眺めを楽しむなら茅ヶ岳が最適かもしれません。
茅ヶ岳へは、最近、シーズン中だけ韮崎からバスが走り始めたので、これを利用して歩く計画を立てました。




2009.11.3(祝)
新宿7:00(スーパーあずさ1号)→韮崎8:37/8:51バス→深田公園バス停・駐車場(toiletあり)9:15/9:25…女岩10:25/10:35…茅ヶ岳11:35/12:00…石門12:15…金ヶ岳12:50/13:05…尾根から離れる14:00…林道出合14:30…明野ふれあいの里分岐14:40…東大宇宙線研究所15:00…明野ふるさと太陽館(茅の湯)15:35/16:22バス→韮崎16:44/16:53(あずさ26号)→新宿18:34.

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【5:43西(ズーム)】
山へ出かける日は、いつも我が家から見る東の空の様子を撮ってから出かけます。でも、今朝はまだ夜明け前。暗いので写真は無しです。で…「行ってきます」とドアを開けると、目の前にまあるい月!思いがけないことで、すごくびっくり。
だんだんと日が短くなってきて、この日の東京の日の出は6:04だったそうです。昨夜の天気予報では北風が強い(木枯らし一番)と言うことでしたが、お天気はまずまずのようです。
では、出発。
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韮崎駅の2番バスターミナルからは、8:50発のみずがき山荘行きに続いて、51分発の深田公園行きバス(@\500)が出発です。
タクシーを使わなくともよくなって、一人のときには本当に助かります。深田公園行きに乗ったのは単独3名と2名パーティの計5名でした。

【深田公園から茅ケ岳へ】
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すでに自家用車でいっぱいになっている駐車場の奥に向かって進み、右手の林道に出て少し行くとT字路左手上方(写真のあずまやのある所)に深田公園が見えてきます。茅ヶ岳へは右手へ進みます。
すぐなので、深田公園へ寄り道して、有名な「百の頂に 百の喜びあり」の石碑を見てからまたここへ戻りました。
  
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少しだけ紅葉を期待していましたが、昨夜の風でほとんど葉っぱも落ちてしまったようです。
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静かな道を歩き出します。緩やかに上る広い道ですがゴロ石が散らばっていて、ちょっと歩きにくい。

途中で一度林道を横切り、「木々の影が道にチェックの模様を付けている!」なんてひとりでおもしろがりながら、ゆっくり気ままに歩きます。
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【女岩】
道幅が狭まって少しずつ傾斜が増し、大きな岩の間を上ると、目の前に女岩が現れました。ここの水場の水は涸れることがないとのことですが、岩の上の方にはもう『つらら』が何本かぶら下がっていました。この水を飲みがてら、ちょっとひと休みです。
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女岩右手の岩の間をロープに導かれるようにしてひと登りすると、今度は、暖かな日差しがいっぱいの広くて気持のよいミズナラの斜面を上るようになりました。
でも、ジグザグに付いているらしい道筋が、すっかり落ちた大量の葉っぱで隠れてよくわかりません。晩秋の山ではよく出くわす場面ですが、気をつけないと隠れた木の根や石に足を取られてしまいます。慎重に慎重に…。
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【茅ヶ岳は左へ】

   
露岩の多い尾根道に上がり、いよいよ茅ヶ岳へと向かいます。
尾根道をたどって行くと、右手に金峰山が良く見える場所がありました。ふっと気付くと、足元に小さな石柱が立っています。深田久弥終焉の地の石碑でした。きょうは青空に山々がよく映えて、なんだか深田さんの終焉の地にはすごくふさわしい場所であったような気がしました。
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上るにつれ、後ろには甲府盆地をへだてて富士山がきれいな姿をぐんぐんと現わします。
ずっと逆光なのでくっきりした姿が見られないのが残念ですが、いつもながら素敵な姿です。「富士さ~ん。きょうもきれいよ~。」とぶつぶつ
茅ヶ岳山頂に着きました。
人気の山だけあって、あまり広くない山頂はお昼を広げた人でいっぱいでした。
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①②③

山頂から右へ時計回りに見えた山々。①鳳凰三山の後ろにちょっと頭だけ出している南アルプス。②これから向かう金ヶ岳の向こうに八ケ岳。③金峰山を中心に奥秩父の山々(写真はみんなクリックで拡大できます)。後ろには富士山、目の前(①と②の間)には甲斐駒がデンとしています。
山頂は霜が溶けてぐちゃぐちゃとしているし、まだきょうの行程の半分も来ていないので、すばらしい360度の眺望を楽しんでから金が岳へ向かいました。茅ヶ岳ピストンの方が大半らしく、ここからはぐっと人が少なくなります。

【金ヶ岳から明野ふれあいの里へ】
金ヶ岳へは茅ヶ岳から北へ痩せた尾根を下ります。北面に入ると急に寒くなり、そこここに霜柱があるので滑らないように気をつけてギャップに下り立ちました。金ヶ岳がずいぶん高く見えるようになっています。
あとで気が付いたのですが、ここから見えたピークは南峰で、北峰へは そのあともう一度上下を繰り返さなければならないのでした。
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【石門】
ギャップから上り返して少し行くと、岩に開いた石門に出ました。見上げると、落ちそうな気のする岩があったので足早に通り過ぎます。この辺で向こうから来る人とすれ違うようになりましたが、皆さん金ヶ岳で折り返してきたようでした。
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【金ヶ岳山頂】

    
南峰を過ぎ、観音峠への道を右に見送って、露岩の多い尾根を進みます。途中でぼさぼさしたカヤの間を上り、小さな岩場を越すと金ヶ岳北峰に着きました。
すでに到着していた3人は、朝のバスで一緒だった方たちです。私を加えて4人だけの山頂です。お互いになにやら仲間意識が芽生えてきたような気がします。
遅いお昼を済ませてそろそろ出発という頃、タクシーで来たという初老の男性二人組がやってきて、6人になりました。このお二人も明野へ下りると言うことなので、安心して私は4番目の下山開始となりました。
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明野への下山路に入りました。左手に金ヶ岳南峰と茅ヶ岳、その向こうにまだ富士山が見えています。下山路はおおむね急な斜面を下り続けます。
山頂から300メートルほどの間に崩落地があるとのことでしたが、虎ロープが張られていたので、つかまりながら慎重に進みました。ここは、そのうちにもう少し手を入れなければならなくなるかもしれません。
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ここを越えてほっとすると、右手にすばらしくきれいな八ケ岳が見えてきてすごく嬉しくなりました。
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一時間ほど快調に尾根を歩いて行くと、折重なった木が通せんぼ。まっすぐ行ってしまいそうな所でしたが、左手に派手に赤テープを巻かれた木が見えます。ここは直角に下り、尾根を離れる場所でした。【尾根から離れる/写真は下ってから振り返ったところ】<


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木漏れ日の中をどんどん下り、林道に下り立ちました。ちょっと表示がわかりにくい道標がありますが、林道に出て左を見ると、明野ふれあいの里への標識が目に入るのでそこからまた遊歩道のような道に入ります。10分ほどで明野ふれあいの里分岐に着きました。
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写真の正面奥からやってきました。ここからがなんの表示もないので迷うところです。
私はこれから明野ふるさと太陽館まで歩いて、お風呂に入ってから帰る予定なので、この写真向かって右に車道をまっすぐ下りて行きました。
みずがき山荘から来るバスの停留所(茅ヶ岳登山道入り口)が30分ほど歩いたところにあるようですが、どこにあったのかなあ?。

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by pallet-sorairo | 2009-11-07 00:28 | 山歩き2009 | Comments(0)

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