秋の旅@滋賀 6 近江八幡・長命寺
2014年 11月 26日
「近江の中でどこが一番美しいかと聞かれたら、私は長命寺のあたりと答えるであろう。」
白洲正子さんが『近江山河抄』の中でそう書いていると知った夫が
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同じく『近江山河抄』から
翌朝、近江八幡駅前からバスに乗り、25分ほどで空と水の青が美しい長命寺港に着いた。
通勤通学客で混んでいたバスも、終点のここまでやってきたのは私たち二人だけだった。
本堂へは駐車場からでも108段を上り詰める。
鐘楼へと上る途中でふと目を上げると、視線の先に美しい屋根の重なりが見えた。
斜め向うから射す朝日が屋根の反りのやわらかな曲線を描き出す。
あまりの美しさに立ちすくみ、
上りついた鐘楼もとてもすっきりとした美しさだった。
「ご~~~んんんんんん」夫が鐘を突く。
「えっ、突いてもいいの?」
「ご~~~んんんんんん」私もひと突き。
「世界に平和を…」。
急こう配の石段が続くが、思ったほど大変では…なか…った(^^ゞ
琵琶湖畔の長命寺BSでバスを待つ。
やって来たバスは、また私たちだけを乗せて近江八幡の駅へ走り出した。
この日はバスを「ヴォーリズ記念病院」で途中下車。
ヴォーリズ建築のサナトリアムやホスピスなどを見せていただいた。
八幡堀へ戻って昼食と散策ののち、電車で安土へ向かい安土城址を見学。
ほぼ20000歩を歩いた一日となった。
★ヴォーリズ建築については、後でレポする予定です。
★写真はクリックで拡大します。
★秋の旅@滋賀7へ続きます(こちらから)。
このようなところには寄らずじまいでした。
今度はこのブログを参考に、あちこち歩いてみようと思います。
長命寺は朝早く伺ったからかとても静かでほんとうに美しかったです。
良く晴れた日だったので、朝日も美しさに輪をかけていたかもしれません。
今度は、白洲さんのように八幡山の山すそをぐるりと回って
琵琶湖のほとりを長命寺港まで行ってみたいななんて思いました。
うっとりと眺め入ったpalletさんのこと、よくわかります。
もしかして、あれは計算されたものなのでしょうか。
湖東三山と紅葉は、山歩きを始める前には行ってみたい場所のひとつでした。
いつの間にか忘れてしまっていましたが、やっぱりいいですね。
(ひとつひとつにコメントしないでごめんなさいです)
そして、palletさんに紹介していただいた今は、近江八幡がとても魅力的
こんなにゆっくりと贅沢には行かれなくても、歩いてみたいです。
>もしかして、あれは計算されたものなのでしょうか。
たぶん、そうだと思います。
ここは、山の中腹をトラバースするように開かれた?幅の狭い土地なのですが、
微妙にずらしながらそれぞれの建物を上手く配置しているように思います。
>こんなにゆっくりと贅沢には行かれなくても、歩いてみたいです。
2泊3日で目いっぱい詰め込んだのでけっこう密度濃く歩きました。
でも、たしかにゆっくり贅沢に歩いた感じが(私も)するのは
近江八幡というまちの持つ雰囲気がそうさせるのかもしれません。
はなねこさんも、いつかぜひお出かけになってください。