不思議な記憶
2015年 05月 18日
5月18日
GWを挟んでしまったので、ひと月ぶりのボイストレーニングへ。
母 竹久夢二
ふるさとの 山の明け暮れ
みどりのかどに たちぬれて
いつまでも われ待ちたまう
母は かなしも
幾山河 とおくさかりぬ
ふるさとの みどりのかどに
いまもなお 我待つらむか
母は とおしも
いつもいつもいつまでも、母は子どものことが心配なのだ。
女声合唱ではよく歌われる歌とのことだけれど、私は初めて聞く歌だった。
やわらかなメロディがとても心地よい。
そして…
私の、母につながる遠い記憶。
「またどこかで戦争が始まったんだって、いやだねえ」
ごくごく小さいときの私の記憶として残っている気がするのだが
この「戦争」とはいつのことだろう。
当時「また」ということは朝鮮戦争のことかと思うのだけれど
だとすればその時私はまだ2歳になるかならないかなのだ、はて。
小学校にもろくに通えなかったという明治生まれの母がふともらした言葉。
「戦争はいやだねぇ」
忘れられない遠い日の、今の私につながる不思議な記憶。
★竹久夢二作詞 小松耕輔作曲『母』(YouTube)
★船窪小屋&七倉岳へ その3
実際に国内の戦争は生まれていなくて知らないのですが私にとっての記憶に残るものはベトナム戦争でした
今の世の中では一つ間違えば指先1本で地球が消滅なんて映画じゃなく本当になりかねません
後先少ない政治家が決めた曖昧なことで一番大変になるのは子供達・・・・・
選挙権を18になんて考えるのはダメだと思います
小学生にだって未来の自分たちのことを任せなきゃ・・・・・♪
38度線を挟んだ攻防
それがし小学6年生でした(笑)
「戦争は嫌」誰でもそうであるはず。
子どもたちや孫たちが巻き込まれない世の中であってほしいです。
母はたぶん、その戦争が起こってすぐではなく
攻防激しくなったころにつぶやいたのかもしれません。
3・4歳になっていれば記憶があったとしても不思議ではないので。
でも、確かに遊んでいる私の頭の上で
ふっとつぶやくような声を耳にした記憶があるのです。
そんなニュースに慣れないように、
「戦争は嫌だねえ」と言い続けなくてはならないのですね。
子供たちに、そう伝えていくことが、大切。
これは、大人の大事な役目ですね。
自分の食べ物でさえけずってでも・・・・明治生まれ、大正生まれは気丈です。
ふと、言った言葉にも現実で重みがあったのでしょう。
幼いながらにも記憶しているsorairoさん
柔らかなメロディーを聞いて、母の日に優しかったお母様を想い出されたのですね。
身近な人の一挙手一投足が
小さな子どもにとっては世界のすべてなのでしょう。
何を伝えるかは、傍にいるおとなにかかっているのだと思います。
>柔らかなメロディーを聞いて、母の日に優しかったお母様を想い出されたのですね。
たぶん、そんなところです。
あれはいつのことだったろう、
ほんとに私自身が体験したことだったのだろうかと
思い出すたびに不思議に思っていたことなのです。
記憶の深層って不思議ですね。
再軍備が進むころの亡母の一言でした。
>あんたたちが戦争にいくなんて考えただけでもイヤ!
母親なら誰でもそう思うはず。
そうならないようにと思い続けまた言い続けなければなりませんね。