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東欧の旅 ④ブレッド湖/聖母マリア教会でのこと


6月3日(土)@スロヴェニア

旅の一日目の午後。
スロヴェニアの必見スポットと言われるブレッド湖へ向かう。
この湖畔沿いのレストランであの右向き!の鱒のムニエルを食べたのだ。

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まずはブレッド島を訪ねよう。
ブレッド湖に浮かぶ小さなブレッド島は、スロヴェニア唯一の島だとか。
俄かには信じがたいが、海岸線もほんの少しで国自体が日本の四国の約1.1倍の面積と聞けば
なるほどそれもありかと思う。




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聖母マリア教会(17世紀バロック建築)の建つブレッド島へは手漕ぎのボートで向かう。
湖にはこのボートが沢山行き来していて、いかにも観光地だ。

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ここへ着いての夫の第一声「(観光地っぽくて)白樺湖みたいだ」には思わず笑ってしまったが、
第一印象は私も同じだったかな。
お互い、もっと神秘的な雰囲気をイメージしていたものね(^^ゞ

ところでこの手漕ぎボート、船頭さんはほとんど若い人たちだったが、
いい収入になるのかもしれないけれどなかなかの力仕事。
こんなふうに腕っぷし一本でこれから自分の家族を支えていくんだろうなぁ
なんて、船に揺られながら彼らの将来をいろいろと思いめぐらせてしまった。

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島に到着。
わおっ、なんだか不思議な光景だ。
船着き場からの階段は99段あって、
結婚式では新郎が花嫁を抱えて上がるのがかつての慣例だったとか。
偶然写っていたビキニのお嬢さんはたぶん湖で泳いできたところだナ。

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島の中央にそびえ建つ聖母マリア教会の鐘楼。
内陣主祭壇前の紐を引くと鐘が鳴るようになっていて、
その重い鐘を鳴らすことができれば願いが叶うそうだ。

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<内陣を出て振り返ると、新郎が定位置に緊張気味で立っていた>

その内陣では今まさに結婚式の開始前で、着飾った人たちがスタンバイ完了だった。
私たちのガイドの女性(お名前失念)が何か司祭様にお話ししてると思ったら手招き。
なんと鐘を鳴らしてもOKとのこと! 私たちも招待客の皆さんもびっくりだ。
ざわつき始めた堂内で温和な表情の司祭様が手を広げ
「ここは神聖な場所です。静かに時を待ちましょう」(とたぶん言っていたんだと思う(^^ゞ)。
静かになった堂内に、私たちのうちの誰かが鳴らした鐘の音がかすかに響いたような気がした。

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外へ出ると、なんと花嫁が階段を上り終えてやって来るところだった。
congratulations! beautiful!  居合わせた人皆が拍手をして花嫁を迎える。
この教会で結婚式を挙げるのはスロヴェニアの人々のあこがれだそうだが、
こんな楽しく嬉しい経験をさせてもらえた私たちもなんとラッキーなことだろう。

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教会の庭ではガーデンパーティーの準備がすっかり整っていた。
レース飾りのようなグラスが陽の光を透してとてもきれいだった。

お二人に末長く幸あれと。

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美しい青緑色の湖を愛でながら島を一周し、またあの手漕ぎボートに乗って湖畔へ戻り、
この国の人の人生の大切な場面に出会えた嬉しさを思いながら
次なる目的地、湖の向こうに見えたブレッド城へ向かったのだった。



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追記;コメントにいただいた手漕ぎ観光船の内部です。

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ブレッド湖を入れて写したので船の内部はほんの一部分しか見えませんが
ピカピカに磨かれて大切にされている様子が解るかと思います。


★ブレッド湖(Wikipedia)
★東欧の旅 ⑤ へ続きます(こちらから)

by pallet-sorairo | 2017-06-20 08:46 | | Comments(10)
Commented by saheizi-inokori at 2017-06-20 10:30
白樺湖よりいいです、ぜったい!
Commented by unburro at 2017-06-20 12:03
観光手漕ぎボート、手漕ぎもすごいけれど、
木造なところにも感激、です。
美しい…
Commented by pallet-sorairo at 2017-06-20 21:23
☆saheiziさん
湖畔の遊歩道?に沿って自動車(たぶん幹線)道路が通っているのです。
国立公園というし、
森の中みたいなところにあるのかとも思っていたものですから(^^ゞ
Commented by pallet-sorairo at 2017-06-20 21:36
☆unburroさん
木造船、素敵でしょう。
いま、少しですが内部がわかる写真を追記しました。
ここでは環境を配慮してモーターボートは禁止されているようですが
最近たった1艘配置されたという電気で動く(んだったか?)舟を見かけました。
こちらは手漕ぎの4・5倍は人を乗せられそうでしたが、
そんな船で行くんじゃつまらないなぁと思いました。
Commented by koruko-yuki at 2017-06-21 00:18
うーん、私はスウェーデン旅行の時、
ウプサラで町を挙げての卒業パレード、
ストックホルムでは洗礼式に遭遇したことがあって、
今でも写真は残っているけれど、レポにしておくとまた違うのね。
今からでも作ろうかしらん…
なんて気になったりして (^^ゞ

刺激されたpalletさんのレポでした。

Commented by こんの at 2017-06-21 04:56 x
このような旅がしたいなぁ
(羨ましい!)
Commented by pallet-sorairo at 2017-06-21 09:23
☆ゆきさん
他人の結婚式までレポしてるなんてね(^^ゞ
でも、とっても印象深かったので
こんなことこそ旅の楽しさなんじゃないかと思ったものだから。
ゆきさんも、今からでも記録しておくといいと思います。
Commented by pallet-sorairo at 2017-06-21 09:24
☆こんのさん
いわゆるツアー会社の旅行ではないので
せかされるようなことがないのが嬉しいです。
Commented by unburro at 2017-06-21 10:13
木造船の内側の写真、ありがとうございます!
まるで家具のような丁寧な作りなのですね。
森と湖の文化ですね。
琵琶湖の博物館で、昔の舟を見たことを思い出しました。
漁の為の小舟から大型の北前船まで、美しく立派でした。
船大工の技が、生きて使われているのは、素晴らしい!
Commented by pallet-sorairo at 2017-06-21 13:04
☆unburroさん
まるで家具のような光沢なので
私はテレビで見たことのあるヨットの内部を思い出しました。
きれいですよね~。
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